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カメムシからの・・・

上子カメと一緒に台所に立っていたら、何処からともなくカメムシがやって来て、な~んとなく目の前で止まった。

「何がしたいんだろう」
と上子カメが言う。
「水が飲みたいんじゃね」
と返しながら、カメムシの前に水滴を落としたら、ストロー状の口器が水滴に向かって伸びた。

「うわぁ、ホントだ!
水が飲みたかったんだ!」
と上子カメ。
「ふふふ。
こりゃカメムシの恩返しあるね」
と自分。

そうして、カメムシをめぐる即興物語が始まったのだった。

「地獄に堕ちたらさ、カメムシの大群が飛んで来て、この身を引き上げてくれるんだよ。
でも、他の人はその強烈な臭いに手を伸ばすことが出来ず、
「ヘヘン!
生前カメムシに優しくして臭いに耐性のある私だけが救われるのだ!」
とドヤ顔で極楽に運んでもらう。
しかーし!あまりに臭いので
「お前は、この浄土に相応しくない!」
と再び地獄に堕とされてしまうのよ。
チャンチャン」

と一気に語った。

そうしたら、
「一度極楽を見てしまったからには、地獄の辛さも倍になるね」
と上子カメ。
流石は坊さん、鋭いねぇ。

「そうだね!
この物語のポイントはそこになるね!
蜘蛛の糸がプツンと切れて地獄ではなく、一度極楽に行ってからの地獄。
深いね。
これはね、もう〝蜘蛛の糸〟を超えたね。
この分野に関して、私は芥川龍之介を超えたと思うよ」
と熱く語った。

そうしたら、
「お母さんの凄いところはさ、そこまで喋りながらも仕事の手は止まらないところだよね」
と言われてしまい、壮大なる物語から一気に現実に引き戻されたのだった。


だからさ、褒めるところはそこじゃないって。
芥川龍之介を超えた・・・って。

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