10月10日の足尾銅山

10月10日の祝日、久々に足尾を再訪。


●本山精錬所

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煙突は変わらぬ雄姿を見せてくれたが、硫酸タンク三兄弟の老いが気になる。
あと5年もしないうちに、赤さびでヤマイチ・マークが見えなくなりそう。


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ああ・・・
それにしても気持ち良い日だなぁ・・・


●本山動力所

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大正3年(1914)に設置されたこの施設は、削岩機の動力源となる圧縮空気を作り、その空気を各坑道に送る役割を果たしていた。

先の硫酸タンクよろしく、これまた建物の老朽化が進んでおり、明らかに傾いてしまっている。
板壁はすき間だらけ、ボロボロ。
・・と、板がまるまる剥がれてしまった一部を発見。
そこからのぞき込んだら・・・
ずーっと見たいと思っていた(見せて欲しいと足尾歴史館館長に直談判したことがある)巨大コンプレッサーの雄姿が!

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これこれ!
この大車輪wが見たかった!

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機械油のにおい
埃のにおい
屋根や壁のすき間から漏れる陽光
時折の微風に建物がきしむ音以外、何も聴こえない
止まった歴史の上を、生きた時が小走りに過ぎて行く

ああ・・・
上手く言葉に出来ずにもどかしいけれど、この空間こそが鉱業廃墟の魅力であり醍醐味。
ああ・・・
この感じ、この感動、久々に味わった。

珍しく今日は廃墟の神さまが降臨されたのだろう。

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モーターの後ろに
INGERSOLE
の文字が見える。
ドイツ製コンプレッサーのインガーソルランドPE2。
古河はその当時の最先端技術を導入し、ひたすら生産性を高めていた。

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動力所に接したコンクリ壁は防火壁だろうか。


●本山神社

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久々にお参りしてみようかと入って行ったが、神社に向かう分岐点の橋がなくなってしまっており、断念。
恐らく、もう神社として機能していないのかも知れない。


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紅葉が始まっている。


●通洞選鉱所

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選鉱所は採掘された鉱石をより分けて精錬所に送る役割を果たす。
足尾には主要坑道の本山、小滝、通洞の3カ所に選鉱所があったが、大正10年(1921)に通洞選鉱所に集約された。

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随分と長いこと磨かれていないガラス窓から控えめに差し込む秋の陽光が、静謐な空間に彩りを加える。
ああ・・・
これなんだよ、ホントこれ。
圧倒的な空洞に呑まれる歓喜。
廃墟の神さまは選鉱所までついて来て下さった。

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表向きは産業遺産、裏向きwは鉱業廃墟の魅力に包まれ、心が安らかになり、足尾に感謝。
(廃墟の神さまにもネw)

本山動力所・・・良かったなぁ。
こんな嬉しいハプニングに巡りあえるとは思わず、生憎スマホしか持っておらずに、スマホを落とさぬようガードしながらの撮影だったので不自由極まりなかったのが残念。
次はストラップ付のカメラ持参で来よう。

それにしても、インガーソルランドは現役時、一体どんな音を立てて作動していたのだろう。
見た目の重厚さ通り、うねりのある低音だったのか。
叶わぬながらも聴いてみたい。
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