ハルキストにはなれなかったよ(フッ)

若い時、村上春樹が大好きだった。

食物を咀嚼するように1ページ1ページを読み、
読み進んで終わりに近づくと、勿体なくてわざとゆっくりと読んだ。

ねじまき鳥、羊男、ねじけドーナツ・・・
ああ!愛おしきハルキキャラ達よ!

しかし、歳を取って読めなくなった。
「海辺のカフカ」以降の作品は、もうかったるくて読めたもんじゃなかった。

「1Q84」
何なの、あれ。
バカなの。

それは、まともな大人になったからだと思う。

廃墟やBスポや巨大工場の魅力を知ってしまったら、
ハルキワールドなんて小っせえ!小っせえ!

そう、自分は年相応に成熟出来ているのだ。
だから、ハルキワールドには戻らない。
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じゃん黒糖さん

「午後の最後の芝生」をはじめとして、昔の村上春樹は今でも面白く読めます・・・いや、読めると思います・・・多分www
しかし、それは読みながら、初めて読んで感動した昔をセットで追慕し、そのために違和感なく読めてしまうのかも知れません。

今の時代に出された「昔と変わらぬハルキ節」は、とても受け入れられるものじゃありません(自分は)。
80年代からでは格段にパーソナル化が進んだ今、80年代からでは30歳も老いてしまった自分にハルキはキツい、ホント。

そう言や、「1Q84」のレビューにこんなのがありました。
「昔は感じなかったが、この作家は性描写が多く、しかもねちっこい。(今は)それが気持ち悪いと思う」

まー、自分も似たような感想です。

No title

とてもいいお話でした。

考えてみると村上春樹は若い日のひとときに絡んでいる
人が多いと思います。たぶん大切な青い芝生なのですね。
その時の、自らや他人の青さに対して、本当はだれも否定
できないんです。その時にはそうだったという事実しか
ないからですが、たぶん、そして、そこだけが、午後の
芝生のように明るい場所だからです。

それを読まなく(真相は読めなく)なってしまったのは、
やはり、「大人」になったのですね。
絶対というものがなくなって、相対世界の力関係の中で物事
を考えることが増えることは、何を失っていくプロセスなのか
もしれません。

失ったものの総体が「経験」。

いやはや、村上春樹は永遠に若いのかもしれません。

じゃん黒糖さん

むかーし、印刷屋に勤めていた頃、「モリサワ」の新しい文字見本に「午後の最後の芝生」が使われていたのです。
それが、自分とその短篇小説との出会いでした。
その当時はバブル、企業が広告にやたらと金を使った頃で、その文字見本もそれは贅沢な装丁でした。
A4サイズのつや消し光沢紙、最初から最後まで見開き全面に安西水丸さんのイラストがあり、そのイラストの上にモリサワの様々な書体で打たれた文面が展開されているのです。文章の区切り毎に書体が違いました。

その頃はハルキワールドに浸かっていたので、もうね、嬉しくて、ほぼ毎日、昼休みの度に読んでいました。
何度も繰り返し読んでいました。

その当時大好きだったのが小説家になるのを諦めて普通の会社員になった人で、村上春樹っぽい雰囲気もあって、その人とも一緒に何度も読んで・見た見本帳で、そんな時間がたまらなく幸せで・・・

と、非常に個人的な経験が重なったこともあって「午後の最後の芝生」がとてもとても好きなのです。
もちろん、それ以上に内容が良いのは当たり前です。
短い小説の中に深い示唆が隠されており、そこに惹かれるのです。

あの豊かな時代に若くて自由な時を過ごせた幸運に感謝しています。
今は若くないけど、あの頃若くて良かった♪

おっと、最後はハルキから逸れてしまいました(謝)

No title

ハルキに失望している人々は、かつて心を寄せていた女性(あるいは男性)に心変わりされ、そのショックをずっと引きずって、あの頃とは比較にならないくらい、世界的に成功したその人を前に、悪態の二つくらい吐いておこうという心情なのかもしれません(笑)

どの単行本や全集にも収録されていない1980年の文学界に発表された幻の作品「街と、その不確かな壁」を持っていましたが、数年前にあっさり売ってしまいました。

「午後の最後の芝生」は奥様もフェイバリット作品に挙げていらっしゃるくらい人気の高い作品ですね。
やっぱり、1982年頃がハルキとの別れの年だったのだな。

廃墟が廃墟のままでいられる幸福はよく分かります。
平城宮跡のメイン部分が舗装されてしまった悲惨な現状を考えると、「進歩」を目論むことは、「陳腐」を呼び寄せる、という見方も成立しそうです。

じゃん黒糖さん

読者が歳を重ねたからハルキが読めなくなったのか
歳を重ねた作家が「あの文体」を続けることに無理があるのか

どちらでしょう・・・
まー別にどちらでも良いけどwww

「村上春樹ノーベル賞受賞か?!」
も、もはや季節行事となった感あり。
勝算(?)はどうなのでしょうね。
ハルキストたちは「先生は無欲だから取れないだけだ。もう少し貪欲になればいくらでも取れるお方だ」と、とってもキモイことを言っております。
こうなったら、是非とも受賞していただいて「ハルキストたちのハルキ祭」を見てみたいものです。

あ・・・
ここまで言うと意地悪ですか?
すいません。

しかし、初期の頃の短篇「午後の最後の芝生」は、自分の中でダントツ一位の作品です。
何度読み返しても夢中になれます。

奈良ドリームランド
未だあの場所のバス停は「ドリームランド前」なのです。
奈良マラソン会場の鴻池競技場はドリームランド前で降車します。
しかし、マラソンに集まったランナー誰ひとりとしてドリームランド廃墟を見る人は居ないですねぇ・・・
いや、自分が居たかwww

ほとんどの廃墟がそうであるように利権絡みで放置されているのでしょうが、そんな物件があっても良いと思いますねぇ。
何でもかんでも更地にして新しい物を・・・って、人口も減る一方なのだし、需要もなくなるのだから、廃墟には廃墟然とさせて欲しいところです。

No title

カメさま、いいところを衝いていますね~

僕もカメさまと同時期に読むのをやめてしまいました。
作家の中で何かが変わってしまったのでしょうか。
それとも、おっしゃるように読み手の意識が変化して
しまったのでしょうか。あるいは、時代が。

今では新刊が出てもページをめくることもしなくなり
ました。
これがまともなのかどうか、歴史が証明してくれる
ことを期待したいと思います(笑)

ところで、奈良のドリームランドは売却先が決まらぬ
まま、日々廃墟度をアップしているようですが、どう
なるのでしょう。

今夏、浄瑠璃寺に行くバスが前を通過したとき、か
つて楽しく遊んだ記憶がよみがえり、草茫々の現在
の有様に世の無常を感じました。いや、遊園地だけ
ではなく、現世の諸事は、つまり是れ、夢のまた夢
のなせる業なのでしょうか(-_-)
プロフィール

カメ

Author:カメ
未だ嵐メンバーの顔と名が一致しない。
キスマイ?ジャンプ?
ジャニーズは闇。

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